地点という劇団の「グッド・バイ」を観た。
太宰治を描いた劇だ。
☆☆☆
観終わったあと、連れと話した。
「途中からさ、太宰が生きてこの場にいたらとても耐えられなかっただろうなと思っちゃったよ。」
たしかに!太宰、死ねてよかったね〜!
☆☆☆
劇の中にこんなセリフがあった。
「馬鹿、この言葉に依って私は救われた。私は、サタンではなかった。悪鬼でもなかった。馬鹿であった。バカというものであった。」
太宰はサタンではない、人間だった!
だって、馬鹿であるということは、人間だということだから。
太宰、おめでとう!
☆☆☆
すべて高貴なものは、稀であるとともに困難である
(スピノザ、『エチカ』)